2026.04.30
合格のために、「得意を伸ばす」のと「不得意を克服する」のと、どちらが大事と言えるでしょうか。その答えは、以下の合格者得点分布の様子から見えてきます。 
「数学は得意だから、不得意科目の点数をカバーするから大丈夫!」「国語は得意だから差をつける!」という考え方は危ないということがわかります。数学は、どれだけ頑張っても取れないものは取れない。80点以上が7%ということは、例えば相模原高校合格者でも一部の人しか取れない。国語も、みんな高得点なので差がつかない。よって、他の勉強もしなくてはいけません。
神奈川県の入試を見ていると「長所を伸ばそうね!」ではなく、「短所を平均的に補ってきてね!」という価値観で作られているようにしか思えない。自分の弱点と向き合うようにできています。幅広く様々な勉強をしておいて、大学進学とか大人になるに連れて段々と自分の可能性を絞っていく。絞る時期は小中学生ではない、ということでしょう。
人生は三角形である。面積を大きくするには2つしかない。底辺を伸ばすか、高さを伸ばすか。
底辺は短くてもいいから、高さをめちゃくちゃ伸ばすというやり方を採用すべき人もいる。ある一部の分野だけ徹底的に尖らせる、長所を伸ばしまくるひと。入試は逆で、数学の高さだけ追求しても高さに限界がある。高さはそこそこでいいので、他の科目(底辺)を伸ばさなくちゃ。誰でも得意不得意がある。全部得意なんていない。だからこそ、あらゆる人にチャンスが生まれる。入試は、公平。